室蘭工業大学教育ワークショップ

平成24年度FDワーキンググループ委員長 加野 裕

 

 

 昨年度の「FDワーキンググループの活動」(http://www.muroran-it.ac.jp/syomu/saizensen/fd/index.html)の中で、室蘭工業大学における教育能力向上に向けた取り組みの一つとして研修会が開催されていることが記されています。今回は、この研修会の概要をご紹介します。

 

 本学では、FDワーキンググループが実施主体となって、年に一度、一泊二日の日程で「教育ワークショップ」という名称の研修会を開催しています。毎回20名前後の教員が洞爺湖の畔に集います。年度ごとに定められたテーマのもと、教育に関する濃密な議論が展開されます。たとえば、平成22〜24年度においては、「多様化している学生にどう向き合うか」、「こんな工大生を育てたい−教育目標を起点として」、「コミュニケーション力ってなんだろう」がテーマとなりました。いずれも、本学の教員なら誰もが平素から関心を寄せているテーマであると思います。

 

 ワークショップでは、学科、職位、経歴などがなるべく重ならないようにグループ分けを行い、簡単なゲームなどでグループの結束力を醸成した後、2〜3時間で構成されるセッションへ進みます。最近のワークショップでは、各セッションをいくつかのグループワークに細分化し、グループワークを通して、テーマに取り上げられた内容に関する理解を深めていきます。各セッションが終わる度に、中間報告的なプレゼンテーションが行われ、最終セッションでは、 講義や演習で実施可能な方策が最終的な成果として発表されます。教育ワークショップのスケジュールは非常にタイトに組み上げられていますので、肉体的にも精神的にも負荷が大きいのですが、それを上回る意義を感じたとの感想や、担当講義などで成果を活かしたいとの感想が多くの教員から寄せられます。

 

 また、ワークショップは宿泊を伴うので、夜の自由時間には、所属や世代を超えた教育談義に花が咲きます。夜を徹して熱い議論が繰り広げられることも珍しくありません。本学の教員は本当に教育熱心だと感じる場面です。

 

 教育ワークショップは平成24年度までに9回実施され、本学にしっかり定着したと思います。今後も改善を重ねながら、教育改善に向けた活動は続きます。

 

*教育ワークショップにおける議論の詳細等については「FDだより」(http://www.muroran-it.ac.jp/kyomu/FD.html)をご覧下さい。

 

 

平成24年度室蘭工業大学教育ワークショップの風景。教員間で濃密な議論が展開されます。

 

 

 

教育・研究の最前線 過去の記事

2012.11.05室蘭工業大学男女共同参画推進への取り組み

2012.10.18超音波が可能にする特異な“動かす”技術

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2012.06.22東京都市大学との戦略的大学連携支援事業

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2012.05.23バーチャルリアリティソフトウェア開発環境「仮想現実工房」を利用した実践的演習の取り組み

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2012.03.16ロボットアリーナ := 「ロボットの今と未来がみえてくる。」

2012.03.02ものづくり基盤センターの活動

2012.02.15航空宇宙機システム研究センターの教育・研究最前線

2012.02.02災害時に有効な支援体制を目指して

2012.01.26短時間でインフルエンザウイルスのサブタイプを判定する光センサーの実現に向けて

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2011.11.16難分解性汚染物質の原位置浄化を目指した処理システムの実用化開発 ー新環境型汚染修復システムの構築に向けてー

2011.10.25大学の研究と発明・特許 -室蘭工業大学 知的財産本部の役割-

2011.10.07高機能炭素ナノ材料の創製と電気化学エネルギー変換デバイスへの応用 ー持続可能な社会の構築に向けてー

2011.09.09バイオガスの放電プラズマ改質による水素生成技術開発 ー低炭素社会の実現に向けてー

2011.06.21FDワーキンググループの活動

 

 

 

更新年月日:2012年11月20日
作成担当部局:総務グループ総務ユニット

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