航空研究会 International Birdman Rally Project

機械航空創造系学科4年 橋本啓吾

 

 

 私たち「航空研究会」は鳥人間コンテストへ向けて毎日楽しく活動しているサークルです。 らんらんプロジェクトをはじめ、大学からの様々な支援を受け、2016年7月に「鳥人間コンテスト滑空機部門への出場」という目標を果たすことができました。チームとして11年ぶり4回目の出場になります。

 鳥人間コンテストは毎年全国でテレビ放送されるため、見たことがあるという方も多いと思います。ですが、あの大会に出場するためには非常に厳しい選考を通過しなければならないということを知っている人は少ないと思います。現在、鳥人間コンテストを目指しているチームは全国に約140チームあります。そのなかで大会への出場権を得ることができるチームは3部門合わせてたったの30チームです。

 大会に出場するためにはまず、各分野の第一人者の書類選考を通過しなければならないため、多くのチームがここでふるい落とされてしまいます。中には優れた技術を持っていて、機体に500万円以上のお金をかけているのに出場できないチームもいます。また、書類選考を通過しても実際に機体が完成しなければ飛ぶことはできません。機体のサイズは20mをこえるものが多く、費用や日数を考えても、製作作業は過酷なものです。また、人を飛ばすということには危険が付きまとうため、誤魔化しは聞きません。過去にはテイクオフ直前に、審査員に機体の不備を指摘され、そのまま帰ってきたチームもいます。そういったことを防ぐために全部品の強度検査や、機体の性能を確かめるために大勢でのテストフライトを行う必要があります。私たちのように遠方から参加するチームは機体の輸送、スケジュール管理などのマネジメント能力も要求されます。このように鳥人間コンテストに参加することは、単なる余暇活動では到底到達できない高いハードルといえます。中には途中で去っていく仲間も多くいます。

 この航空研究会は2005年に作業場の縮小という大きな問題にぶつかり長らく鳥コン活動を休止していました。今回は活動を再開してから6年目での初出場です。この6年間、先輩方が知識、技術の研鑽に努め、それを私たち後輩に引き継いでくださったからこそ、数々の困難を乗り越えて出場することができました。

 飛行距離は40,44mと他の強豪チームのように長く飛ぶことができませんでしたが、先尾翼滑空機というオンリーワンかつ難しいジャンルで、将来を感じさせる飛行ができたことを部員一同誇りに感じております。滑空機というのは飛ばしてみないとわからないことが多く、現在先尾翼型の機体を制作しているところはこの航空研究会しかいないため、結果が出るまでに長い時間がかかってしまいます。

 このらんらんプロジェクトをはじめ、この室蘭工業大学には長い目でみて活動を支援してくださる環境があります。多くの人が出来っこないと考えている夢に全力でチャレンジできる環境がこの大学にはあるのです。このような環境でチャレンジができるのは学生の今だけです。是非皆さんにも仲間と多くの苦難を乗り越え、いつか思い描いた夢を実現させてほしいです。もしそれが飛行機を飛ばすことであればいつでもお待ちしております。

 6年かかってプラットホームにたどり着きました、次の6年でめざすは表彰台です。

 まずは1年後に100m飛ばすことが目標です。これからも航空研究会の応援をよろしくお願いいたします。

 皆様のおかげでかけがえのない経験をすることができました、本当にありがとうございます。この環境のなかで室工大の後輩たちが一生の思い出になるような、素敵な学生生活を過ごしてくれたらと思います。

 

    

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