ごあいさつ

新技術の創出にも教育活動にも、積極的に取り組みます。

環境調和材料工学研究センター長

平井 伸治

 平成22年度から学内重点研究プロジェクト「希土類に関連した再生可能エネルギー材料科学およびサスティナブル材料開発」に取り組む機会が与えられました。専門の異なる学科から横断的に集まった14名の教員と外国人を交えた博士研究員が、外部委員に選定いただいたタスクフォース型研究を遂行し、再生可能エネルギー材料やサスティナブル材料の機能や特性の発現における希土類元素の役割を解明する他、希土類元素の有効利用やリサイクル方法の提案、希土類元素を他の元素で代替する技術、希土類元素が発揮するこれまでにない機能の追求を目指す研究を展開してまいりました。成果として、多くの論文発表は勿論のこと、市民向けにエネルギーに関する講演会を札幌にて開催し、ロシア科学アカデミー・ヨッヘ物理技術研究所との学術交流協定締結に至ったことは特筆に値します。
 当プロジェクトが起案から携わった「ムロランマテリアルズ」創成教育プログラムが、文部科学省特別概算要求事項の一つとして採択され、平成24年度からスタートしました。当プログラムは高度な専門職業人の養成や専門教育機能の充実を目的とし、現在は専攻を横断する23名の大学院生が参加しております。そして、研究・教育活動を一層発展・充実させる目的で、当プロジェクトは環境調和材料工学研究センター(Research Center for Environmentally Friendly Materials Engineering)として生まれ変わりました。専門が異なる研究者が目的を共有し、相互の研究を理解する機会を多く設けることとなり、それぞれの研究者に多面的な視野と連帯感が芽生え、結果として目的達成への速度が早まるものと期待しております。また、研究対象も拡張し、無機材料のみならず有機高分子材料の視点からも、環境調和型社会の実現への貢献を目指すつもりです。新技術の創出、新産業創出を図るとともに、材料研究の啓蒙活動の推進や教育活動、内外の企業や研究機関との協力体制の構築などを積極的に推進したいと考えておりますので、何卒ご厚情とご支援をよろしくお願い申し上げます。

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