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学長の年頭挨拶

 教職員のみなさま,新年明けましておめでとうございます。
 昨年は1年間,それぞれの業務に精励されましたことに,改めてお礼を申し上げます。年頭に当たり,本年も引き続き,本学の発展のためにご尽力下さいますよう,お願い申し上げます。

 さて,迎えました2010年は,年明けの天候にも似て,国際,国内どちらも波乱含みの気配があります。暮れの12月25日に発生したデルタ航空爆破未遂事件は,幸い大事故には至りませんでしたが,凶暴なテロリズムが依然として世界の脅威であることを示しました。
 国内では雇用不安と格差拡大が収まらず,鳩山内閣が「いのちをまもる」と銘打った平成22年度予算も,期待はありますが,効果は未知数というのが正直なところです。大晦日の前日には,日本の新たな成長戦略として,環境,健康,観光といった重点分野を掲げ,2020年までに名目GDPを現在の1.4倍に増やすという基本計画が閣議決定されました。この中で私は,科学技術分野で官民の研究開発投資をGDP比で4%以上にすること,また理工系博士課程修了者を完全雇用するという目標を挙げていることに注目したいと思います。

 学内に目を転じますと,今年は法人化第二期目の開始の年に当たります。当面,昨年春に提出した中期目標・中期計画の「素案」の一部を手直しし,今度は「原案」を文部科学省に提出することになります。これは年末からすでに第二期中期目標・中期計画策定準備室で作業が進行しております。第一期のさまざまな業務実績報告と,第二期初年度の年度計画を立てる作業もこれに加わります。これから6月末までの半年間,総務担当の伊藤理事を中心に教職員のチームワークが必要となります。清家事務局長を始め,関係職員の協力をよろしくお願いいたします。

 年頭に当たりまして,今年の抱負をいくつか述べさせていただきます。
 最初は研究に関連する課題です。第二期の中期目標では,重点分野を中心に国際的水準の研究をめざすとして,そのために中期計画では,環境科学・防災研究,航空宇宙機システムにつぐ,3つ目の重点分野を設定するとしております。近く,研究担当の岩佐副学長を担当者として,学内の研究グループから提案を募り,この中から本学の特色となる3つ目の重点分野を選定する予定です。これまでの研究実績に加え,新産業の創出をも視野に入れた将来性のある研究の提案を歓迎いたしますので,応募のご準備をお願いいたします。
 また第二期の中期目標では,重点分野とともに基盤的研究を重視するとして,そのために中期計画では,研究グループの編成による若手研究者の育成と研究水準の引き上げを掲げております。今年はそのための準備として,研究グループの編成,研究予算の配分ルール,研究業績の評価方法の確定作業を,3月末までに完了させることになっております。研究領域長,研究ユニット長の先生方には特段のご協力をお願いいたします。

 つぎに教育に関して申し上げます。第二期中期目標では,大学院の整備・充実を挙げておりますが,現実は計画よりも速く進んでいるようです。ご承知のように,大学院博士前期課程への進学率は,平成21年度に42%へと増加し,平成22年度には50%に近づくものと思われます。専攻ごとの最近3年間の進学状況の実績と変化を分析し,入学者受入れの方針に照らして適合性を判断し,場合によっては専攻の編成や入学定員を見直し,概算要求に備えることが課題となります。博士前期課程専攻長およびコース長の先生方には,よろしくご協力をお願いしたいと思います。
 これと関連しますが,大学院教育の質の保証の観点から,大学院の入学者受入れ,教育実施,学位授与に関する方針を再度確認いただき,大学院教育のステップアップに向けて調査を始めることも,今年の課題となります。学術担当の松山理事,教育担当の空閑副学長を中心に,各専攻から教員を推薦いただいてチームを編成し,国内外の参考となる大学院を選定して調査を実施し,その結果にもとづいて提言をまとめていただきたいと考えております。調査項目の中には海外の姉妹校とのジョイント・デグリーの可能性も含める予定でおります。
 また今年は本学に大学院博士後期課程が開設されて20年目に当たります。 この間に本学が授与した学位は,課程博士が290名,論文博士が71名,計361名を数えます。新年度に入り次第,この記念すべき年に相応しい行事を具体化したいと考えております。その節には,大学院博士後期課程専攻長の先生方にご協力のお願いにあがります。どうぞよろしくお願いいたします。

 続いて学外との連携に触れたいと思います。こちらは野口理事に具体化をお願いすることになります。いくつか具体的な課題を挙げてみます。
 一つは西胆振3市3町との連携協力による地域貢献です。昨年秋に開催した市民懇談会で,新宮正志室蘭市長からこの地域を対象とした「定住自立圏構想」への本学の協力依頼がございました。また室蘭市職員の研修では,これに協力された先生方への感謝の言葉もございましたし,伊達市や登別市にも同じような研修の要望があることも分かりました。私は複数の自治体が連携し,地域の活性化を図る一つのモデルとして,これらをぜひ具体化したいと願っております。くらし環境系,ひと文化系はじめ関係の教職員の協力を引き続きお願いいたします。
 また北海道内の4つの国立高専との包括連携協定をはじめ,台湾,メキシコ,ベルギー等の大学からも,すでに関係されている先生方を通して学術交流協定の打診を受けております。こちらも誠意をもって交渉に臨みたいと思います。

 最後に,関西の有力な経営者で文化人でもある池田銀行自然総研理事長の清瀧一也氏の干支占いを引用いたしますと,2010年は「庚寅(かのえとら)」に当たるそうです。「庚」は両手で杵をつき,脱穀する形,転じて切磋琢磨,更新を意味し,「寅」は両手に矢をはさむ形,転じて約束,協力,支援を意味するとのこと。したがって新年は「自然と社会,談論風発,切磋琢磨,十人十色,率直な心で,鮮やかに更新刷新することを期待したい年」というのが清瀧氏の見立てであります。
 教職員のみなさま,今年一年,ひとり一人が思うところを主張し,互に啓発に努めながら,本学の鮮やかな刷新に向けて歩んで参りましょう。私もみなさまのお力添えをいただきながら,職責を果たすことをお誓い申し上げ,新年のご挨拶とさせていただきます。



    
更新年月日:2010年1月6日 作成担当部局:企画・評価室 問合せ先:koho@mmm.muroran-it.ac.jp

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