10月28日付けで環境科学・防災研究センターが設置され,センター長に
田頭孝介副学長(研究担当)が選出されました。このセンターは,本学が
中期目標・中期計画に掲げている3つの重点的研究領域の一つとして設定
している「環境科学」について,「学術研究をいっそう発展させ,その成
果を地域・国際社会へ還元するとともに,産官学連携を推進し,豊かな社
会の発展に貢献する(本学の基本理念と目標より抜粋)」ことを目的に,
3領域6部門の学内横断型の組織として設置したものです。
 設置されたセンターの組織(3領域6部門)の概要は次のとおりです。
1 環境汚染物質の評価・処理技術領域
 1.1 環境汚染物質の処理技術部門
   環境浄化に関する新技術(汚染物質の分解技術,汚染物質の回収技
  術,汚染物質の発生機構,汚染物質による腐食機構解明と防食)の創
  成を総合的に行い,地域および地球環境の改善,人間を含む生態系の
  保全と人工建造物の劣化・破壊の防止,廃棄物の処理と有用物質とし
  てのリサイクル・回収等の研究を行う。
 1.2 環境汚染物質の評価部門
   環境汚染物質の種々の生物,細胞に及ぼす影響を評価する。環境汚
  染物質がどのように生体系に影響するのかを明らかにするために,環
  境汚染物質と生体分子の相互作用を検出する。得られた知見を生物を
  用いた環境浄化技術の開発につなげる。
2 新エネルギー技術領域
 2.1 水素エネルギーの応用部門
   自然環境に負荷を与えないクリーンなエネルギーとして注目されて
  いる水素エネルギーに着目し,「燃料電池試作グループ」とその要素
  技術を支える「基礎グループ」とが相互に連携をとりながら,水素利
  用燃料電池の開発を行う。
 2.2 自然エネルギー部門
   積雪寒冷地における冬季間の作業効率向上,行動阻害の改善,快適
  な居住環境実現に向けた,太陽光,風力,地熱など自然エネルギーの
  高効率利用方法の開発,および雪氷等の低温熱源の回収による熱エネ
  ルギーの有効利用を主軸とした寒冷地工学に関する研究を行う。
3 環境保全・防災科学領域
 3.1 環境評価と保全部門
   「環境の人間的側面に関する研究(環境評価)グループ」と「フィ
  ールドワークに基づく環境保全研究グループ」の2グループで構成さ
  れている。前者は,北海道の農林漁業と自然的・社会的環境との共生
  に関する研究やアイヌ語・ハワイ語における気象語彙に関する対照研究
  とそれを通した先住民族の自然観に関する現象学的研究を行い,後者
  は,道内の廃棄物処理場周辺及び河川等の環境計測や湿原環境の保全
  や噴火湾沿岸地域等における河川流域の農・牧草地の土壌と水質環境
  の関係を調査研究する。
 3.2 防災科学部門
   「自然災害に関わる危機管理システム基盤の構築グループ」と「防
  災科学グループ」の2グループで構成されている。前者は,PCB,
  火山災害等に関わる危機管理システムの構築に関する研究を行い,後
  者は,環境を効率的に制御して地域社会の恒久的な発展を支えるべく
  次世代に向けた総合的な防災に関する研究を行う。
作成年月日:2004年11月8日
作成担当部局:室蘭工業大学総務課
問合せ先:kikaku@mmm.muroran-it.ac.jp

環境科学・防災研究センターの設置について