室蘭工業大学から、文部科学省平成18年度「特色ある大学教育支援プログラム」の「学士課程:教育課程の工夫改善を主とする取組」に申請しておりました下記の取組が、平成18年度の支援事業として採択されました。
「特色ある大学教育支援プログラム」とは、大学・短期大学の教育改善に資する種々の取組について、国公私立を通じた公募により、特色ある優れた者を選定し、広く社会に情報提供するなど、今後の高等教育の改善に活用するもので、331件の申請がありました 審査の結果、331件のうち48件の採択が決定されましたが、このうち、「学士課程:教育課程の工夫改善を主とする取組」については68件の申請があり、ヒアリングを含む厳正な審査を経て、8件の採択が決定されました。
本学の教育に関する支援事業としては初めてのもので、この取組が認められたことは本学にとりましても大きな活力につながるものと期待しているところであり、これを基盤として更なる飛躍につなげたいと考えているところです。
記
申請区分 : 学士課程
細 区 分 : 教育課程の工夫改善を主とする取組
取 組 名 : オムニバス形式による技術者倫理教育の実践
―自立した技術者を目指す総合学習の展開―
(取組の概要)
室蘭工業大学は、幅広い教養と国際性、深い専門知識、さらに創造性を持った科学技術者を育成することを第一の使命としております。「科学技術を活用し創造する者としての倫理観と社会的責任を有する技術者を養成する」とする本学の教育目標の達成には、技術者倫理教育の全学的な実践が不可欠です。 技術者倫理の浸透には、学生が主体的に、幅広い分野における事例研究を通して学ぶことが重要です。そこで本取組では、各学科の教員がそれぞれの専門分野に立脚した教材をオムニバス形式で講義しております。そして学生は少人数によるグループワークにより、積極的に事例を発掘、調査、検討、発表、討論する総合学習の構築に取り組んできました。これにより技術者倫理への理解力、自主的学習力、コミュニケーション能力等の向上も図られております。さらにはこれらの教育内容充実のため、学生が自主的に学べる場としてのe-Learning援用システムの開発をおこなっております。
※ 特色ある大学教育支援プログラムについては以下をご参照下さい。
文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」について 平成18年度「特色ある大学教育支援プログラム」の選定状況について
asahi.com特集で紹介されています
「第2回特色GPシンポジウム」開催のご案内【平成19年9月21日】
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