ものづくり基盤センターの活動

 
ものづくり基盤センター長 清水 一道


 「ものづくり基盤センター」(以下,「センター」という)は,ものづくり教育・創造性教育を実践,体現できる場所を提供し,創造性豊かな人材を育成する事を目標に,平成18年1月26日に室蘭工業大学内に設置されました。センターには3つの部門があり,それぞれの役割を担っています。

 1つ目は【教育・学習支援部門】で「Cremo of the students, by the students, for the students―学生主役のCremo(センターの愛称)」を目標として活動しています。「Cremo crew」と呼ばれる専属の学生クルーがおり,センター運営の仕事の補助をしています。学生向けの「ものづくり教室」では,「ものづくり」の先輩として皆さんに手ほどきをしたり,夜間・休日のセンター開館などをはじめ,学生の皆さんが積極的に利用できる,使いやすいセンターになることをお手伝いしています。

 また貸出スペース・パーツコーナー(部品の常備)・加工設備の整備や安全面への配慮などへ取り組んでおり,これらの活動は,学外のレース(エコラン)やコンテスト(ロボコン)にチャレンジするプロジェクトを側面から支えています。エコランは少ないガソリンで長距離を走る市販車や自作車のコンテストです。「本田宗一郎杯Hondaエコ・マイレッジチャレンジ2011」では見事に市販車クラスで優勝を果たしました。ロボコンは手作りロボットで競技会に参加するプロジェクトで,大きな成果を上げています。

 2つ目は【ものづくり基盤技術研究部門】です。こちらではオリジナルの新しいものづくり基盤技術の開発が目標です。マイクロ波プラズマ装置を用いた微細加工,マイクロ波加熱アスファルト舗装補修,ウォータージェット切断機による切削工程,凍結鋳造,低剛性部品加工,導配水機構に関する研究プロジェクトを行っています。

 3つ目は【地域連携部門】で,青少年に対し「ものづくり」を通して交流を深める事を目標としています。これまでに数千人もの皆様と「ものづくり」でふれあうことが出来ました。地域の小中学生から,遠くはオーストラリアやインドネシアの高校生まで国内外問わず「出前授業」や「ものづくり体験教室」を行っています。また,ものづくりに関する技術を「テクノ・カフェ」などの講演会で積極的に企画し,地域との技術交流会を開催しています。  『ものづくりは,ひとづくり』をモットーに若い世代への技術の伝承も含め,未来を担う子供たちに「ものづくり」の素晴らしさを伝え,体験を通して次世代の「ひとづくり」をしていく事にも積極的に取り組んでいます。





2011年エコラン表彰式
 
 

黄色いジャンパーのcremoクルー
 
 

2012年1月室蘭栄高校ものづくり巡検
 
 
テクノ・カフェ
 

               
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更新年月日:2012年3月2日 作成担当部局:企画・評価室 問合せ先:koho@mmm.muroran-it.ac.jp