トラックの概要

土木工学トラック(Civil Engineering)は、市民(Civil)のための工学であり、人々の生活空間をクリエイトし、産業・経済活動の土台となるインフラ(道路、橋、公園、ダムなど)を整備する幅広い領域の工学として発展してきました。本トラックでは、都市の骨格を形成する街路・駅・港といったターミナル空間の整備、地震・台風などの自然災害をふまえた防災システムの構築などのカリキュラムを通して、安全で豊かな社会環境づくりに必要な土木空間の計画・設計・施工に関する専門知識と技術を実践的に学びます。

学習・教育目標

土木工学トラックでは、国土や地域・都市空間を中心として心の豊かさを享受できる環境づくりをするために橋や港のデザイン、並びに安全・安心で快適なくらしを実現するための都市計画や防災システム等の技術を学びます。トラックの学習・教育目標は以下の通りです。

 

A.未来をひらく科学技術者に必要となる総合的な理工学知識を修得する。(理工学教育)

B.良識ある人間性、倫理性、福祉への感性と健全なる心身を形成する。(人間性)

C.未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し、将来にわたる豊かな能力を身につける。(将来能力)

D.ジェネラルコントラクター(総合建設業)・コンサルタント(設計会社)・官公庁などで働く技術者に必要とされる工学基礎を修得する。(土木専門基礎)

E.実験・実習・演習や現地視察・実務に携わる人々からの講義などを重視した実践力を 修得する。(実験実習)

F.環境保全・防災に関わる技術を修得する。(環境・防災)

G.自然と人間の調和を基調とする国土・地域・都市づくりができる能力を身につける。(自然調和)

取得できる免許と資格

免許・資格 詳細
技術士 第一次試験の共通科目の受験が免除されます。
測量士 卒業後、一定の実務経験の後、資格を取得できます。
測量士補 卒業後、申請により資格を取得できます。
一級土木施工管理技士 一定の実務経験の後、受験資格を取得できます。
高等学校教諭一種免許状(工業) 所定の科目の単位を修得すれば、申請により資格を取得できます。

実現可能な職業

建築業界関連分野
建築分野
・総合建設会社(ゼネコン)
・各種建設会社(橋梁・道路・港湾など)
コンサルタント分野
・総合建設コンサルタント会社
・専門コンサルタント会社(海洋・環境・構造・地盤・水工・交通など)
運輸分野
・鉄道会社
・高速道路会社
・空港・港湾管理会社
エネルギー分野
・電力会社
・ガス会社
行政分野
・中央官庁
・地方自治体
・公社・特殊法人
その他分野
・IT会社
・金融
など

研究紹介