建設・ 社会基盤

Construction/Infrastructure

Seeds
キーワード:構造物、構造設計、耐震壁、強度、変形
建築物の耐震性能の評価・設計
もの創造系領域
環境建築学ユニット
みぞぐち みつお

溝口 光男教授

Phone:0143-46-5205
Fax:0143-46-5203
建物の強度は壊してわかる

研究の目的

耐震性が高いと言われている鉄筋コンクリート建物だが大きな地震によって損壊してしまうケースもあり、建物の地震発生時の安全性を高めるための研究が重要である。 耐震性に優れる壁の性能を実験により把握し、それを耐震設計に活かして、建物の耐震性能の改善・向上を目指す。

研究の概要

壊れ方を再現し強度・変形を 計測

実寸の1/2から1/4程度の大きさの鉄筋コンクリートの壁に少しずつゆっくりと力を
かけて、壊れ方、ヒビの入り方を明らかにし、強度・変形を計測、評価する。多軸の加力を制御できる構造物加力システムにより加力実験を行うことで、より現実に近い計測が可能であり、計測された数値は数値解析を通して、耐震性能の改善のための設計に活かす。

研究(開発)のアピールポイント

研究の新規性、独自性

現実の地震に合わせた3方向加力・制御によって耐震性能の解析が可能。

研究に関連した特許の出願、登録状況

なし

従来研究(技術)と比べての優位性

加力する力を制御できる装置を複数台使用し、より現実に近いデータを取ることができる。

研究(開発)のビジョン・ステージ

適応分野

鋼構造、木構造などの強度・変形の解析。

研究のステージ

基礎研究応用段階

製品化、事業化のイメージ

データに基づいた信頼性の高い建築物。

企業等へのご提案・メッセージ

研究(開発)に関連して、あるいはそれ以外に関われる業務

最適な技術的支援、構造設計・対策までの提案や技術相談、木製品、鉄鋼製品等の強度・変形の解析、構造力学における技術。

利用可能な設備、装置など

教員からのメッセージ

安全な物を作るためには、壊してみないとわかりません。構造物の壊れ方、壊れるときの強度を調べてみたい方はお気軽にご相談下さい。
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