材料

Material

Seeds
キーワード:水素吸蔵合金
高性能水素吸蔵合金
しくみ解明系領域
先進マテリアル工学ユニット
さいとう ひでゆき

齋藤 英之教授

Phone:0143-46-5654
Fax:0143-46-5601
水素を利用してクリーンなエネルギーを作る

研究の目的

地球温暖化などの環境問題に対応するために、クリーンなエネルギーとして注目されている水素を利用してエネルギーを作りだす。そのために水素を貯蔵する、あるいは、輸送するための媒体として水素吸蔵合金の特性を評価し、性能を上げるための研究を行う。

研究の概要

軽量な水素吸蔵合金を作る

従来のランタンニッケル合金に比べ、約4倍の吸蔵量を確保するマグネシウムとニッケルの共晶合金を使って、軽量な水素吸蔵合金を作り、その特性を評価している。表面処理にニッケルの微粒子をコーティングして吸収速度を早めることができた。低い温度での吸蔵量を増やすことができればさらに実用的になる。

研究(開発)のアピールポイント

研究の新規性、独自性

マグネシウムとニッケルの共晶合金の組成を変えながら

水素の吸蔵量を上げることが可能。

表面処理にニッケルをコーティングして反応速度を上げ

た技術。

研究に関連した特許の出願、登録状況

なし

従来研究(技術)と比べての優位性

従来のランタンニッケル合金に比べて

約4倍の吸蔵量を確保。

マグネシウムとニッケルの共晶合金を

組織に変えて吸蔵量の変化を調査。

研究(開発)のビジョン・ステージ

適応分野

水素吸蔵合金を利用した地球に優しいクリーンなエネルギーとして様々な応用が可能。

研究のステージ

基礎研究応用段階

製品化、事業化のイメージ

家庭用燃料電池、燃料電池、ヒートポンプ(水素吸蔵時の発熱・旧熱作用を応用)、アクチュエーター。

企業等へのご提案・メッセージ

研究(開発)に関連して、あるいはそれ以外に関われる業務

マグネシウムとニッケルの水素吸蔵合金という素材の特性評価技術の提供。

金属材料組織制御による強度の評価、薄膜特性評価・構造解析。

利用可能な設備、装置など

教員からのメッセージ

高性能の水素吸蔵合金を開発しましたので実用化したいと思っています。
これを利用して事業に結び付けたいと思っている企業の方はぜひお問い合わせください。
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