Material
地球温暖化などの環境問題に対応するために、クリーンなエネルギーとして注目されている水素を利用してエネルギーを作りだす。そのために水素を貯蔵する、あるいは、輸送するための媒体として水素吸蔵合金の特性を評価し、性能を上げるための研究を行う。
従来のランタンニッケル合金に比べ、約4倍の吸蔵量を確保するマグネシウムとニッケルの共晶合金を使って、軽量な水素吸蔵合金を作り、その特性を評価している。表面処理にニッケルの微粒子をコーティングして吸収速度を早めることができた。低い温度での吸蔵量を増やすことができればさらに実用的になる。
マグネシウムとニッケルの共晶合金の組成を変えながら
水素の吸蔵量を上げることが可能。
表面処理にニッケルをコーティングして反応速度を上げ
た技術。
従来のランタンニッケル合金に比べて
約4倍の吸蔵量を確保。
マグネシウムとニッケルの共晶合金を
組織に変えて吸蔵量の変化を調査。
マグネシウムとニッケルの水素吸蔵合金という素材の特性評価技術の提供。
金属材料組織制御による強度の評価、薄膜特性評価・構造解析。