材料

Material

Seeds
キーワード:希土類酸化物、マルチフェロイック、X線構造解析、メカニカルミリング
新奇マルチフェロイック材料の物質探査
しくみ解明系領域
応用物理学ユニット
たかの ひであき

髙野 英明教授

Phone:0143-46-5617
Fax:0143-46-5801
次世代電子デバイス材料の開発に向けて

研究の目的

強磁性や強誘電性などの”フェロ”的な性質が共存するマルチフェロイック物質は、次世代の電子デバイス材料として注目されている。新しいマルチフェロイック物質探査のために物質合成を行い、その構造と基礎物性を明らかにする。

研究の概要

X線回折や磁気的、熱的などで評価

希土類元素や遷移金属元素を含む酸化物試料の合成を行い、X線回折や磁気的、熱的、電気測定により構造と物性を評価する。その物理的性質の発生機序を解明し、マルチフェロイック性を有する物質材料開発につなげる。

研究(開発)のアピールポイント

研究の新規性、独自性

既知の物質の構成元素の置換を行うことにより、類似構造を有しながらも新しい物性を示す材料を探査し、その中から実用可能なマルチフェロイック材料を開発する。

研究に関連した特許の出願、登録状況

なし

従来研究(技術)と比べての優位性

極低温から約500℃までの広い温度範囲での同一測定法による比熱測定が可能であり、新奇な物性を示す材料の開発ができる。

研究(開発)のビジョン・ステージ

適応分野

電子デバイス材料分野。

研究のステージ

基礎研究応用段階

製品化、事業化のイメージ

省電力で高密度なメモリデバイスなど。

企業等へのご提案・メッセージ

研究(開発)に関連して、あるいはそれ以外に関われる業務

物質材料のX線構造解析や磁気的、熱的物性測定。「放射線」に関わる業務。

超伝導材料の試料作製。

利用可能な設備、装置など

光交流法比熱測定装置

振動型メカニカルミリング装置

教員からのメッセージ

本学の放射線取扱主任者に選任されています。
研究テーマ関連以外に放射線関連教育など放射線に関係する分野でもお役に立てることがあると思います。
ページトップ