Material
強磁性や強誘電性などの”フェロ”的な性質が共存するマルチフェロイック物質は、次世代の電子デバイス材料として注目されている。新しいマルチフェロイック物質探査のために物質合成を行い、その構造と基礎物性を明らかにする。
希土類元素や遷移金属元素を含む酸化物試料の合成を行い、X線回折や磁気的、熱的、電気測定により構造と物性を評価する。その物理的性質の発生機序を解明し、マルチフェロイック性を有する物質材料開発につなげる。
既知の物質の構成元素の置換を行うことにより、類似構造を有しながらも新しい物性を示す材料を探査し、その中から実用可能なマルチフェロイック材料を開発する。
極低温から約500℃までの広い温度範囲での同一測定法による比熱測定が可能であり、新奇な物性を示す材料の開発ができる。
物質材料のX線構造解析や磁気的、熱的物性測定。「放射線」に関わる業務。
超伝導材料の試料作製。
光交流法比熱測定装置
振動型メカニカルミリング装置