Information/Sensibility
情報ネットワークは、社会生活の隅々まで張り巡らされた社会基盤であ り、人口減少が進む諸地域の大事な社会資本である。今後、各種クラウ ド・データセンタ間の連携、交通・輸送ネットワークやライフラインとの 相互依存性が進展していく中で、情報ネットワークに求められるデザイ ンを示すことを目的とする。
(1)通信トラヒックの時間変動、データセンタや端末の空間的広がりに対応した自律 制御、(2)性能保証、災害耐性・頑強性、エネルギー効率・経済性などの要件を調整 するデザイン、(3)鉄道・道路ネットワークや電気・ガス・水道ネットワークとの機能的 ・地理的な依存関係による障害の伝播リスク、を課題として、情報ネットワーク・シス テムのモデル化・評価を行い、最適構成を明らかにする。
計算リソースの性能・可用性に加え、計算リソース 自身のコストやその操作・管理に係る作業量など、 実システムの設計・構築・運用の経験を活かした 課題の定式化に特徴がある。
実データを用いた評価を行うことにより、モデルに 基づく予測値と実際の値の差分の影響などについ て具体的な議論を行う点に特長がある。
情報ネットワーク・システムの設計・運用管理業務
なし(一般的な計算機を用いて研究を行う)